Re:LIVE

学校、部活、アニメ。それが中学2年生までの私を作っていた三大要素。私の中で、学校は権力の強い人にビクビク怯えながら、先生のご機嫌取りをして、無理して笑う場所。部活は先輩の逆鱗に触れないように、力の強い同級生の言うことに同調して、目立ちすぎないようにひっそりと下剋上を狙う場所(結局できなかったけど)。アニメはそんな日々から逃げる異空間。

いつ死んでも後悔ないな、はやくここからいなくなりたいな、なんて毎日毎日思いながら日々をこなしていく、そんな、きっとどこにでもいるであろう中学生でした。未来はきっと淡々と終わっていくと思っていたし、楽しみなのは次回予告でみた来週のアニメと週刊少年ジャンプ。それだけ。

 

そんな私の人生に、中学2年から3年に上がろうとしている春のある日、小さく関ジャニ∞が加わりました。

きっかけは、友達の家でみたLIVEDVD。そこで彼らの存在をちゃんと知りました(それまではグループとしてだけ知っていた)。バンドをするということも、コントをするということも、全部全部そこで初めて知って、こんな多才なグループがあるんだ、なんていうちょっとした興味でした。

この人たちすごいな。もっと知りたいな。一体今までどんな道を歩んできたんだろう。どんな曲を出してきたんだろう。バラエティでどんな表情をして笑うんだろう。
一つ一つ階段を降りるように知っていった先に待っていたのは「この人たちを応援したい」という気持ちでした。
この人たちの未来をずっと見ていたいという気持ちでした。

そして、いつの間にか私の人生は、関ジャニ∞、友達、自分の夢の3つになっていました。(友人に関してはTwitterで沢山の素敵な人に出会えたことが大きい)


そこからの5年間。関ジャニ∞というグループのメンバーは形が変わってもずっとずっと私の人生に寄り添ってくれました。
自分にとって人生の師は、生き方、考え方、それぞれに芯が通っていた、自担である村上さんになっていきましたし、自分自身、絶対に無理だと思ってた夢に挑戦してみよう、と思えるようになったのは彼らの頑張りに負けたくないと思った私がいたからです。

泣きたい日も、笑いたい日も、辛い日も、苦しい日も、もう全部人生投げ出してやろうって思う日も、私の傍でずっと、歌で、姿で、笑い声で、彼らが生きる希望をくれていました。


もちろん、もうファンを辞めたい、苦しい、辛い、と思う日がなかったわけじゃないです。むしろ今必死に応援しているグループ(前回のブログ参照)に出会う前の私は10日に一回は過去の姿を思い出しては泣いていたし、今でも脱退会見の日のことを夢に見ては、朝から苦しくなる日も頻繁にあります。

でも、必死にグループを残そうとしてくれた彼がいるから、最後の一人になるまで関ジャニ∞でいるって言ってくれる彼がいるから、グループのことを一生懸命考え続けてくれている彼らがいるから、応援したいって思えるし、必死にがむしゃらに頑張る彼らを見てると、相変わらず負けたくない、っていう気持ちが出てきて。離れられなくて、離れたくなくて。

Re:LIVEを聴きながら、またその思いが一層強くなってしまいました。

 

今回のコロナ渦で、私自身、影響がめちゃめちゃ出ていて。就職活動や実習授業、学べる機会が毎日減っているのが目に見えてわかって。

今年は2ケタ採用します。と言っていた企業が5人しか取らなかった。去年は5人、うちの学校から採用がでたのに、今年は2人だけだった。あの企業の最終面接は隣のクラスの彼だけらしい。回覧板のように回ってくる友人達の採用状況。先生から言われる「今年はみんな厳しい」「自分だけじゃないから大丈夫だよ」という慰めの言葉たち。言っている意味はわかってはいても、私の人生は1回で、ここで就職して夢を叶えたいという気持ちだけが先走って。
友達たちが「今はどこも応募してない」「就活、うまく行かないから一休みするわ」なんて言っているのを聞きながら、私だけが焦っている気がして、なんだかやるせなくって。夢を追いたいのに、周りに流されたくないのに、こんな環境下じゃなかったらきっともう就活も終わっていたのに。なんて自分以外のせいにしているのもすごく恥ずかしくて。


今日も散々で、悔しい思いをして、ふと立ち止まってしまいそうになって。

情けなくなりながらRe:LIVEを取りに行って、コードをアプリで入力して、聞いた彼らの歌う言葉のひとつひとつに、涙が溢れて止まらなくなりました。

 

“何度でも立ち上がって”

“そのためだけに今は 君に歌唄ってんだ”

“どうか 明日の希望を掴めるように”

 

“君は未来持ってんだ”

 

また救われてしまった。最初に思ったのはそんな言葉で、この先もきっと彼らに人生を救われていくんだろうな、と強く思ったし、EIGHTとEIGHTERがいれば、きっと私はこの先も彼らを見失わずに歩いていけるのかな、なんて、そんな未来をおもっていました。

この先がどうなるかなんてわからないし、安心してLIVEができるようになる日がいつ来るかなんてわからないけれど、その日が来たら、情けない自分じゃなくて、胸を張って彼らの目の前で笑える自分でいたいから、明日からまたもう一度走り出していきたいな、と、小さく決意とガッツポーズ。


“悲しみを終わりにして また笑顔取り戻して”

 


#Re:LIVE #関ジャニ∞